Comptoir コントワール

Comptoir(コントワール)というのはフランス語でカウンター。フランス人やイタリア人が日常的に気軽に立ち寄り、エスプレッソやワイン片手にちょっとした会話を交わし、気分転換でき前向きになれる、そんなカフェのカウンターのような場が日本に、そして世界にもっと増えてほしいという想いで名付けています。

 

「社会変革の発端となる場について長年研究をしてきてわかったのは、大きな変化が生まれる時に素晴らしい場が必要なのは、その場があることによってある経験が促され、その経験をすることで、その場に参加した者たちの価値観や人生が変わりうるからである。」(執筆中の本の原稿から)

 

カフェや公共空間、まちのデザインは、そこを使う人や通りすがる人々に実は多くの影響を与えています。良い場が人生にあるかないか、どれくらいの頻度で素晴らしい場に滞在するかによって、その後の人生も変わってくることでしょう。当サイト、Comptoirではフランスやイタリアをはじめ、リラックスしたパブリックライフの重要性や、その温床となるカフェ文化についてご紹介していきます。

「カフェ」とは?

 カフェとは一体何なのでしょう?カフェはただ飲み物を飲みに来る場所ではない、というのが私が常々語っていること。カフェは主に3つに分類できるといえます。1つ目は飲食店としてのカフェ。飲み食いするために来る店であり、日本に一番多いのはこのタイプでしょう。2つ目はサードプレイスとしてのカフェ。そこに行けば近所の人や知り合いに会え、ちょっとした会話ができるカフェです。3つ目は創造空間としてのカフェ。ヨーロッパの歴史に名を残したようなカフェは、そこが芸術家たちや、社会を変えようとする者たちの出逢いの場として機能した場所です。私が研究し、お伝えしているのは主に2つ目と3つ目のタイプのカフェであり、そこで重要となるのがスタッフであり、そのカフェを選ぶ求心力をもった人物、アトラクターだと言えます。

  カフェという場は店のスタッフとそこを訪れる者たちが絶妙に相互作用を起こした時に、歴史に名を残すほどの影響力をもつ場となりうるのです。カフェが多い街として知られるパリやウィーンが、芸術の都として有名なのは決して偶然ではないのでは?また、近年では都市改革の成功例として有名なコペンハーゲン、ポートランド、メルボルンなどの街は、素敵なカフェがある街という文脈でも語られることが多いのです。これもただの偶然ではなく、街を活性化していく際に、カフェ、特にオープンカフェの影響力は重要なのでは、というのが現在執筆中の2冊目の本の仮説です。(本は2020年初旬に発売予定です。ご興味のある方はお問い合わせページからお気軽にご連絡ください)